2015/03/26

Kraft FoodsとHeinzの合併合意 つづき

前回のつづき

なんとかハックおじさんによるとKraft Foodsの上場は維持されるとのこと。
あとは証券会社がちゃんと働いて株式交換してくれるのを待つだけです。

正式な合併は年後半らしい。
以前保有していた国内企業の合併が決定したときは予定していた配当支払いを合併するまで停止するということがありました。
Kraft Foodsは合併まで配当は通常通り支払うとこのとですので有難い。

Heinz買収のときもからんでいた3Gキャピタルについていくつかの記事に書かれていました。
買収した企業をレイオフをはじめとするimprovementsでtransformするのに定評があるらしい。
その後再上場させて儲けたりしているようです。
今回の案件でも3Gキャピタルに儲けの機会があるよと。
一方爺さんは"We will be in this stock forever."

Disclosure:Long KRFT

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2015/03/25

Kraft FoodsとHeinzの合併合意

この合併でできる新会社は北米で3番目、世界で5番目に大きい食料飲料会社となる。
3月24日時点でKraft Foodsの株主は1株あたり$16.5のspecial cash dividendを得る。
Kraft Foodsの株主は新会社の49%の株式を、Heinzの株主は51%の株式を得る。
新会社はKraft Foodsの現在のdividendを維持し、将来にわたって増やし続けるつもり。

問題1:新会社はlistingが維持されるのか。
問題2:私のアカウントで株式交換ができるのか。

Heinzは買収を機に非上場になったけど今更listしなおしはなさそうな気が。
Kraftを売却するとえらい課税されます。困ります。
それにしてもあの爺さん早くなんとかしないと根こそぎ持っていかれそうだ。

Disclosure: KRFT どうしよう

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2015/03/17

BHP BillitonからのSouth32切り離し

BHPは石炭やアルミ・ニッケルなどの鉱物資源事業をまとめてSouth32として切り離す計画ですが、これに関して発表がありました。

BHPはSouth32のdemerger後も従来どおりのdividend policyを維持する。
South32はUnderlying Earningsの最低40%を半年毎に配当支払いする。最初の配当は2015年12月期末から。
株主によるdemergerのvoteは5月6日。

Chairmanによると「今回のdemergerはBHPをシンプルにし、shareholder valueを解き放つ見込みがある」とのこと。
現在BHPには13の国と6大陸に41の資産がありますが、South32切り離し後は8つの国と3大陸に19の資産となります。
South32の事業のほとんどは豪州と南アにあり、南緯32度線が新会社の名称のもとになりました。
BHPの2割弱の資産がSouth32になるようです。経営陣も決定済みです。


South32として切り離すのは紫と緑のところです。(EBITをタイプミスしてますね。面倒なのでこのままで。すいません)
上記グラフは2014年6月時点のものですが、2014年12月時点の利益ベースで4%がSouth32となります。

今回のdemergerがうまくいくのかよくわかりません。
切り離し後もBHPは減配しないようなのでSouth32の配当分は配当増加が見込めますが微々たる額になりそうです。


Disclosure:Long BHP

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2015/03/15

Archer Daniels Midland Co. (ADM) への投資タイミングを考える

なるべくなら企業は安くなったときに買いたいものです。
同社に投資するとしてどのようなときを待つといいでしょうか。
過去に同社の株価が下がった、あるいは経営状態が悪くなったのはざっくり以下のようなときです。

1.価格カルテルへの巨額な制裁金支払いが決まったとき。
2.農作物価格が急騰したとき。
3.グローバルなリセッションのとき。

同社はロビー活動、政界への献金を積極的におこなっており幾度かの不正行為?をのりきってきましたが、1990年代の価格カルテルではカーギルから招聘したアンドレス氏が辞任することとなりました。今後も不正疑惑が出てくるかもしれません。

同社は農作物を買い取り、Processingの過程を経たものを売っています。例えば大豆からは食用油、とうもろこしからはエタノールや甘味料です。農作物価格の急騰は同社にとってはマイナスです。干ばつや投機によって価格急騰がおきたときは好機かもしれません。

グローバルなリセッションはいつか必ずおきますがそれがいつかはわかりません。なるべく早く来てほしいですが。

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2015/03/14

Archer Daniels Midland Co. (ADM) に投資したい

世界の人口は2100年までは増加の見込みです。
ミドルクラス人口は2030年までに倍増する見込みです。
人が増えれば食糧が必要でしょう、ということでADMを調査中。
以下、ざっくりと。

事業内容は農家から穀物を集荷し世界中に売りさばくという至極単純なものです。
Operating Marginは直近で3.5%、とうもろこしや菜種にブランドはありません。

長期的なWACCは8%、株主から預かった資本へのリターンは最低でも8%必要と考えているようです。
2015年以降のROICは10%を目標としています。
2012年、2013年は米国の歴史的な干ばつのせいかROICは6%に沈みましたが、2014年は9%となっています。

同社は40年連続増配企業です。
中期的なpayoutのレンジは30%-40%としています。
直近のpayoutは28%、増配余地は十分です。

現在のyieldは2.4%
過去20年のyieldと比べるとリセッション直後を除いては高めの水準です。
納得できるレベルですがattractiveというほどではありません。

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2015/03/13

SBI証券の外国株式特定口座対応

年内に特定口座対応とのことですね。
楽天証券は株式分割の対応などがいまいちだったのですが、SBI証券はそのあたりどう対応してくるでしょうか。
あまり期待できそうにありませんが楽しみに待ちましょう(対応は年末ごろか)

DRIPはないでしょうね。
配当金再投資については自動か手動か、どちらがいいでしょうか。

よく見に行くDividend Growth Investorさんが最近このことに関して書いていました。
一部アカウントについては資金移動の問題とかで自動再投資にしているようですが、各企業のattractiveなentry pointを見計らって手動で再投資するほうを好むそうです(間違ってたらすいません)
今のところ私は手動しかできないのでなるべくattractiveなところで買いたいものです。

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General Mills (GIS) 事業売却を計画か

ロイターによるとGreen Giant brand(frozen and canned vegetables)の売却を計画しているらしい。
ここであらためてGeneral Millsの事業を確認してみます。

同社の事業ポートフォリオはこんな感じです。


こちらはEuromonitor(リサーチ会社?)による各市場の今後の成長予想です。

売上の7割以上(色つきのところ)がこれら5つのカテゴリーに該当しています。
売上を伸ばしていくにあたり、これら5つの市場成長に好機ありと見ているようです。

また現在Holistic Margin Management (HMM) programによるサプライチェーンの効率化を実行中で、2015年には$400 millionのコスト削減を見込んでおり、これはCOGSの3%に相当します。

同社のFrozen Foodsの売上は過去2年間、2~3%下落が続いています。
市場自体の成長も見込めない事業から撤退を計画しているのかもしれません。
ちなみにこちらの記事では事業を買収するかもしれない企業を予想しています。

余談ですがハーゲンダッツはSuper-premiumなIce Creamなのですね。たしかにコンビニではいつも手が出しにくいところに置いてあります。あーハーゲンダッツ食べたい。

今後の長期的な成長見通しはこちらです。



以上、ソースはすべてGeneral Mills 2014 annual reportより。
記事の内容に誤りがある場合はすべて私の英語ちからが原因です。

Disclosure:Long GIS

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2015/03/11

General Mills (GIS) 増配7.3%

Dividend Growth InvestorさんによるとGeneral Mills (GIS)は1995年までの29年間連続増配でした。
1995年にはDarden Restaurants(DRI)をスピンオフしています。
2003年までは数回の増配をしました。
2004年以降現在まで連続増配中です。

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2015/03/09

世界的な高齢化が株式と債券におよぼす影響

ロイター、世界の貯蓄が数年で右肩下がりに、株高・低金利は反転も

この件についてはジェレミー・シーゲルが赤本のなかでグローバルソリューションを書いていたかと。
株式に関していうと、仮に今後下落基調が続くなら配当成長投資には最善シナリオとなるので、むしろ実現してほしい未来。
インデックス積立投資とかで資産評価額の成長を求めるならまずいシナリオだけど。

株価が上がろうと下がろうと、紙おむつも、たばこも、コーラも、バーガーも、ハーゲンダッツも、石油も消費され続ける。
企業は成長を続けて株主に配当金を還元する。
株主は配当金を下落が続く株式に再投資して受取配当金を積み増す。
基本的に未来は明るい。

ただ、借り入れ金利の上昇は企業の成長を鈍化させるかもしれない。
そこはちょっと心配。なんらかのヘッジ資産を持っておくのもいいのかも。

付け加えるなら、いわゆるプロもしくは売り手のコンセンサスというのは疑ったほうがいいかもしれない。

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2015/03/06

(DJIA) AAPL採用,T除外

March 18 closeで入替。
ダウの入替は2013年以来ですね。

AAPLの採用は昨年の7-for-1 splitが道ならしになったとのことです。
ダウは等株数指数だから分割前のpriceだとさすがに採用は厳しかったみたいですね。

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2015/03/01

consumer staplesが良いといっても

前回の続きです。

consumer staplesが良いといってもなんでもいいわけではないようです。(当たり前ですが)

consumer staplesのサブカテゴリー別(GICS)


food beverage & tobacco は、例えばCoca-Cola
food & staples retailing は、例えばWal-Mart
household & personal products は、例えばProctor & Gambleです。

他2つに比べるとhousehold & personal productsはとても低く、
元記事によるとhousehold & personal productsはマーケットリターンとほぼ同じとのことです。
ただ当該グループの個別企業すべてにあてはまるわけではないですし、過去50年はそうだったということです。
一応頭の片隅においておくことにします。

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