いつもお世話になっている配当金生活さんがあげられた記事を見て、多少なりとも同じ視点で見ているかなと思ったのでこれを書いておきます。
投資キャッシュフローを見るときは有報や短信のサマリーだけを見てはいけない。
たとえば中央自動車工業の最新短信
ふーむなるほどこの会社は自由に使えるキャッシュはけっこう少ないな、などと思ってはいけない。
下図右記が当該会計年度の数字で-1,929百万円のうちほとんどが投資有価証券の取得による支出となっており、実質的に事業継続に必要な支出はおおむね次の2科目。
・有形固定資産の取得による支出 -449
・無形固定資産の取得による支出 -78
(注:上記科目が必ずしも事業継続に必要な支出とは限らない)
これを見れば会社が自由に使えるキャッシュはかなりあることがわかる。
ただし経営陣が多額のキャッシュを投資有価証券に変えていること自体は別途評価する必要あり。
会社四季報で営業CF - 投資CF = FCFを使ってスクリーニングして満足している人はちょっと考えたほうがいい。
さすがにそんな人はおらんか。
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