Tractor Supply Companyは1938年設立。
米国でrural lifestyle retail storeを1600店舗ほど営業している。
Sales
主な取り扱い商品は家畜やペットの飼料・ワクチン等薬剤、農作業機械、工具、園芸用品、作業着・作業靴など。
農作業機械は修理も。
Opportunity
今のところ年間100店舗を超えるペースで出店中、これがgrowth strategyの一番目。
出展地域は郊外、辺鄙なところでその地域に根ざした営業ができる場所を指向している。
米国には2500店舗を出店可能と見積もっており今だ成長余地はある。
Target Customers
ターゲットとなる顧客層は次のような属性をもった人たち。
・self-reliant
・home, land, pet and livestock owners who generally have above average income and below average cost of living
・farmers and ranchers and others who enjoy the rural lifestyle
Acquisition
2016年に6th largest US Pet Specialty RetailerのPetsenseを買収。
買収はgrowth strategyの六番目なのでそれほど積極的ではないのかもしれない。
Capital Allocation, Share Repurchase,Dividend
年率2.5~3.5%の自社株買い。
30%の配当性向。配当金は2010年から支払い始めた。
2019年までは15~20%のdividend growthを目指している。
Long-term performance targets
High Single Digit Sales Growth
15 – 25bps OM Growth
Low DD EPS Growth
威勢のよい数字が並んでいるがまずはSales Growthの達成を続けられるかどうか。
なおSSS growthは3~5%とのこと。
Wrap up
得意とする立地場所への継続的な出店と実店舗でのcustomer experienceが成長と競争力の源泉と思われる。
実店舗ではサードパーティが調査したサービスレベルデータをフィードバックして顧客満足度向上を続けているもよう。
これまではかなり早いペースで成長を続けてきたが今後は成長速度が緩くなる(とはいってもHSDなsales growthは普段成熟した企業ばかり見ていると充分な水準)
出店ペースからすると10年弱は成長余地がありそう。ただしその後はカナダにもメキシコにも出て行く場所がないだろう。前者はTSC Stores L.P.がいる。後者はターゲットとなる顧客層がいない。まあカナダならM&Aの対象にできなくもないか。
retailといえばなんでも飲み込むアマゾンがいる。競争は避けられないだろうか。
将来的にはペットワクチン注射配達便とかでてきてもおかしくない。坊さん配達便があるくらいだし。いや知らないだけでもうあったりするのかも。
現在配当利回りは1.35%で、PEは21。配当は物足りないがいまだ成長企業であるなら今後に期待。
昨年大きく株価が下落したのが何故なのかはまだ確認できていない。
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