2015/01/02

配当成長のちから

ここに配当利回り3%、配当成長5%の企業XYZがあるとする。このXYZ社の株式に10万円投資すると仮定する。
1年目に受け取る配当金は利回り3%で3,000円となる。
2年目に受け取る配当金は1年目から配当が5%成長して3,150円となる。
以降は表にして確認してみる。


10年目までに受け取る配当金総額は投資額の37.73%。投資額に対する10年目の利回りは4.65%となる。
もう少し保有を続けてみる。


20年目までに受け取る配当金総額は投資額の99.20%。投資額に対する20年目の利回りは7.58%となる。
20年間で投資額とほぼ同額の配当金を受け取ることになる。
もう少し保有を続けてみる。


30年目までに受け取る配当金総額は投資額の199.32%。投資額に対する30年目の利回りは12.35%となる。

1年目が30歳とすると60歳の時点で利回り10%超の資産を保有していることになり、資産を取り崩さずに受け取ることができる配当金は将来の安心となるはずである。
投資額が100万円なら毎年10万円超、1,000万円なら毎年100万円超の配当金となり、31年目以降も配当金は増えていく。
もちろんすぐにまとまったお金が必要になればXYZ社の株式を売却してもよい。一般的な株式に求めるリターン(仮に7.2%とする)で投資額10万円の30年後の株式価値は80万円程度が予想される。

40年目まで保有する人は下記参照。
40年後は利回りが20%を超える。


米国では過去10年間の配当成長が5%以上の企業は数百社存在している。
配当成長が5%以上(10%,15%,etc)の企業も数多く存在している。
過去30年以上毎年増配を継続してきた企業は100社近く存在している。最長は連続60年。
(残念ながら国内企業で最長連続増配年数は24年。)

投資の目的が今すぐではなく、将来必要なお金を手に入れるためであるなら、配当成長投資は最も良い投資のひとつだと私は考えている。

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