source:Canon web site, and so on.
Dec,11 キヤノンが増配を発表しました。
この機会に同社の現状をみます。
なお日本企業に関しては記事にしても流動性に影響がないと判断する企業のみ取り上げます。一応。念のため。
Net sales and Profit:
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comment:
業績は景気動向に左右される。
EPS and DPS:
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comment:
2008年までは利益とともに配当もよく成長していた。
2009年以降は利益、配当ともに低成長。
Payout Ratio:
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comment:
2014年は67%の予定。
2009年は業績が落ち込んだが配当を維持した。そのため一時的に100%を超えた。
利益成長がないと今後の増配余地は限られる。
Dividend:
Canon web siteより
「株主の皆さまへの直接的な利益還元については、配当を中心に考えています。」
「当社は安定した利益と強靭な財務体質を背景に、1988年以降、26年間にわたって一度も減配することなく着実に増配・配当の維持を行ってきました。」
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comment:
連続増配企業ではない。配当は維持する方針。
Share Buyback:
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comment:
金額の多寡はあるにしても毎年のように取得している。その増減は業績、株価に連動しているように見える。お金があるから買いました、みたいな。高値づかみしているもよう。
いわゆる株価の買い支えは考えていないと思う。
CAGR:
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comment:
cyclical
利益面で一貫した成長はない。
Valuation - yield:
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comment:
valuationを見るための指標はいろいろとありますが、長期的に増配傾向にある企業の場合、yieldはよい指標になると私は考えています。
配当ブーストが始まったのが2003年なのでそれより前は低い。
2003年以降を見ると、現在のyieldは高いほう。増配発表後yieldが下がったので今買うのはもったいない気がする。
ちなみに2009年の底で買っていればyieldは4.44%だった。YoCは5.25%になる。
Free cash flow:
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comment:
営業CFのうち最低でも半分は投資にまわさないといけない。
Balance sheet:
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comment:
右側が(一般的には右側とは言わないが)良くも悪くも日本的企業。
Regions:
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comment:
売上は海外で約8割。バランスはいい。
利益はセグメント間取引が不明なので評価不能。
Business Portfolio:
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comment:
オフィス(複合機、プリンタ)の儲けはいい。
カメラの利幅はほとんど無いイメージ。でもセグメントの儲けはいい。ほとんどインクの利益かも。
vs Peer Group:
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comment:
いい比較先がなかったけどとりあえず思いついたところと比較。
日本のEBITDAは営業利益+減価償却費で簡易計算。
事業構造が違うのであんまり意味ないかも。
追記:HPQがHPになってたので修正。
Risk:
バークシャーにおけるチェリーコーク大好き爺さんほどではないにしても、後継者問題あり。
残念ながらキヤノンは社長があほでもばかでも儲けれる企業ではないと見る。
御手洗氏は一度社長を退いたが再び舞い戻った。現在79歳。
次期中経(2016年以降)では再びバトンタッチする方針のようだがうまくいくかどうかは不明。
Conclusion:
直近リセッションでの業績落ち込みからすると、次のリセッションでまたpayoutが100を越える。
数年はその状態が続くかも。覚悟しておこう。
保有分はYoCが5%近い。当面は買い増しせず継続保有のみ。
Disclosure:Long キヤノン