投資はタイミングが大事でないを見てそういえばシーゲル氏もそれっぽいことを書いていたなと。
私はシーゲル至上主義ではありませんがちょっと引用してみましょう。
20世紀の主要な株価のピークで投資したときの実質リターン($100を投資したとき)
これですね。
おそらくピーク翌年はすごい下げたでしょうけど長期で持っていればそこそこのリターンが得られたとのこと。
またいずれのケースでも長期債、短期債のリターンを上回っているとのことです。
そして20世紀の主要な株価のピークのうち、わりと最近の1973年高値で投資したときの主要企業のリターンを私が確認してみたのがこれ。
単純な株価の計算で配当やスピンオフなど(あったかどうか知らないが)は含まれません。
翌年はひどいところだと6割以上下落していますが10年後はプラスで(CATだけマイナスですが)、20年後は十二分に納得できるリターンです(CATは除きますが)。
たまたまCATはいまいちな結果になりましたが、配当金を再投資しつつ長期保有していればそこそこのリターンが得られたんじゃないでしょうか。
念のため断っておきますがCATへの投資はだめだという解釈にならないように。
まとめとしては、
・長期的に生き残る蓋然性が高そうな企業に投資する
・最低でもインフレ率と同程度には成長するであろう企業に投資する
・株価が割高なときの投資はなるべく避ける
・不運にもピークで投資してしまっても配当金を再投資しつつ保有する
といったところでしょうか。実践できるかどうかは別にして。
最後にシーゲル氏の言葉を引用して終わります。
1987年の株価暴落や2000年の弱気相場の直前に高値で売り抜けたと自慢する投資家は多い。
しかしそんな彼らも1987年の暴落後には株価が直近の高値水準に戻るまで買いを入れられなかった。
最近の下落相場に弱気になっている投資家の多くは、大半の市場で平均株価が過去最高値を記録したにもかかわらず、いまだに市場に戻ってはいない。
長い目で見れば最高値で売却することは、株式を長期保有する投資家に打ち勝つことを保証するものではない。
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