2016/11/29

広告業界、メディア企業への逆風

本日のNMSより。

大手広告代理店CEOへのインタビューによると、
・トランプ氏がどんな政策をとるのか様子見で来年第一四半期は広告支出が鈍化するだろう
・来年の広告支出額は従来前年比+3%と見ていたがこれは鈍化するだろう
とのことです。

ずっと投資したいと考えていていまだできていないOmnicom、来年は投資できるかもしれません。
まあ、今買ってもそう悪い結果にはならないと思いますけど。

intermission - ぴこぴこ
ファミコンミニ、NES Classic Editionが人気のようですね。
米国では小売店舗でほぼ在庫切れだそうです。
年末商戦に供給が間に合うといいのですが、ちょっと厳しそうな気がします。
ちなみに私のおすすめはバルーンファイト、ぜひ仲のよい友人とふたりプレイでどうぞ。
いろんな意味であつくなるはずです。

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2016/11/25

ドル円レート

誰ですか、頭髪に違和感のあるトランプ氏が大統領になったらドル円レートが90円をきるとか言っていた人は。

どうせ将来米国企業を買うのだからとせっせと買っていたドル。
いまだ投資にまわさず待機状態にあったドルは円建評価額がけっこうな額に。
一部を残していったん円に戻そうか、などと画策しています。
正直なところ合理的な判断かどうかはわかりませんが、この前のオイコノミアでも言っていたように人は常に経済合理的な判断を下せる存在ではないのです。
そもそも現時点でフルインベストな状態でないことがこれまでの非合理的判断の数々を物語っているわけで・・・

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ニールセン

最近下落しているニールセンがちょっと気になっていました。
既に注目している方が。

Nielsen(NLSN)まとめ> 安定成長し続けるマーケティング・リサーチ会社

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2016/11/22

飲料企業の買収

PepsiCo reportedly a buyer of KeVita
Dr Pepper Snapple acquires Bai Brands

両社とも主力CSD以外のポートフォリオ拡充を画策しているようです。
なおDPSへは今月新規投資しました。

Disclosure:Long DPS,PEP

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2016/11/15

Vodafone(VOD) 増配1.9%

中間配当1.9%増配です。
UK-DividendChampionsによると同社は21年連続増配中。

Disclosure:Long VOD

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2016/11/12

鉄道保線事業者


上場企業は3社
・東鉄工業
・第一建設工業
・名工建設

東鉄、第一はJR東と、名工はJR東海と資本関係がありそれぞれおよそ10%をJRが握っている。
各社とも現社長および取締役の何名かには資本関係のあるJRの元課長部長が就いている。出向後の就任か天下りという形か。
売上のほとんどはJRからのもの。
資本的には持分法適用にすらあたらないが実質的には運行管理とインフラ整備・保守をそれぞれが担当して一体経営というかんじだと思う。まあ3社だけがインフラ担当というわけでもなかろうが。

国内鉄道事業といえば東京・名古屋間がドル箱でそれはJR東海の営業利益率30%超にもあらわれている。
JR東西の利益率も悪くない。
JR東海、東、西は事業内容は投資に値すると思うがいかんせん配当利回りが低いのは今の私には欠点。
また今後必ず起きる地震で株価下落が必須とあれば今買う理由にはならない。
というわけで保線事業者にたどりつく。

中でも最大規模の東鉄工業について。
業績は安定しており営業利益率10%程度。
配当金は1999年以降概ね1~3年毎に増配を繰り返している。公開資料は2005年以降のものだったがイカのとおり。


地震発生後の株価に関していえば、例えば
東日本震災2011/3/11 午後2:46発生

というように短期的には概ね逆の動き。
いつくるかわからない地震へのリスクヘッジとしても悪くないと思う。

JR東に関していえば東北・上越新幹線の大規模改修が決まっており、工期が平成43年度~平成52年度の10年間。
費用総額は1兆円で既にJR東が引当金を積み始めている。(ただし今後工法などの改善・効率化で減額の可能性はあるし上振れる可能性もある)
東鉄もほぼ確実に参画できるはずで、この10年間は売上のうち一定割合がこの事業から見込める。

日本だとよほどのことがない限り鉄道インフラは一度作ると廃線になることがないし、私の市でも赤字インフラに税金投入して維持し続けている。作ったものは壊さないならお金をかけて維持し続けなければならない。
さらに人口減少の日本にあっても関東近辺は人口維持か漸増が見込まれるので当該地域の保線事業者は今後数十年にわたり安定してキャッシュを生み続けることができるのではないかと思う。

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2016/11/03

香りのない人生なんて

いつもお世話になりっぱなしのCCCリストをみていて目にとまったInternational Flavors & Fragrances(IFF)
14年連続増配で最近の増配率は高め。現在の利回りは2%弱程度。
食品用香料と香粧品用香料の大手香料メーカーとのこと。

香料業界についてちょっとだけ確認してみた。
データは国内香料大手の長谷川香料より。


上位4社でシェア半分以上を占める。
IFFは第3位。
なお第6位のWild FlavorsはArcher Daniels Midlandが2014年に買収した企業。


世界市場の2003-2014CAGRは4%弱。
IFFは市場とともに成長している。営業利益は15~20%程度。
ADMは買収したWild Flavorsをそれまで保有していた事業とあわせてWild Flavors and Specialty Ingredients(WFSI)というセグメントでひとくくりにしている。単体での数字はわからないがWFSIの営業利益は11%となっている。

長谷川香料の資料によると、香料業界はイカの高い参入障壁があるとのこと。
・市場規模としては特に大きくない
・大きな設備投資と研究開発費
・品質保証体制確立の必要性

他に障壁や業界が享受できるメリットを考えてみると、
・香料は顧客からのテーラーメイドなので香料を作ってしまえば以後取引は固定できる。スイッチングコストが高い?
・ブランド力の高い食品や化粧品の香料をおさえれば継続的消費にともなう売上が期待できる。リセッションでも大きく業績が傾かない?
とかかな。

優良な香料という資産を保有している企業なら今後もそこそこ競争力を維持できるのではないかと楽観的に考える。
ただし残念ながら国内香料企業はここ10年営業利益が伸びていない。
Wild Flavorsには今後もしっかり利益をあげていただくとしてIFFを投資対象として検討したい。

Disclosure:Long ADM

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2016/11/02

コンビニが奪う市場

母数の構成が不明だがある雑誌の1000人アンケートによるとコンビニのせいで行かなくなった飲食店のランキングは
1位マクド
2位スタバ
だそうだ。ともに27%程度の回答率を占めている。
マクドはともかくスタバはいつ見ても店内が混雑していて全然そんなふうには思わないが、実際のところはコンビニレジ横コーヒーから影響を受けているのだろうか。

これまでコンビニは他の市場を奪って成長してきたがまだ奪いうる市場はあるらしい。
現在各社は惣菜の市場を取り込もうと画策中とのこと。

日本でコンビニといえばセブン、ローソン、ファミマの寡占状態。ちなみに北米では3社あわせてもシェアは1割程度。ここ10年は3社とも増配傾向が続いている。

セブンHDは営業利益のほとんどがコンビニと金融関連によるもの。
足を引っ張る他の事業がよくない。ヨーカ堂は今期設備投資286億円で営業利益期初見通しが10億円。半期経過後見通し下方修正して-110億円。
こういう企業を目にすると米国で大口株主がさかんに事業売却やスピンオフを要求する気持ちはわかる気がする。

ファミマ・ユニー(社名はユニー・ファミマだが本来はこちらでしょう。ロッキードマーチンが本来はマーチンロッキードだったのと同じように)はさが美TOBの件で経営陣がいまいちかも。統合で不要なGMSも保有することになってしまった。

ローソン。コンビニ以外の事業でも概ね利益はあがっている。

3社の決算説明資料をさらっと見てみたがとりあえず
・セブン銀行
・ローソン
この2社はもう少し確認してみたいと思う。

Disclosure:Long MCD

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Emerson Electric(EMR) 増配1.1%

60年連続増配ですが事業環境は厳しそうです。

Q4 Revenue -5.3% Y/Y
セグメント別
Process Management -11%
Industrial Automation -7%
Network Power -2%
Climate Technologies +6%
Commercial & Residential Solutions -15%

Disclosure:Long EMR

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