2015/12/29

連続増配期間と配当成長の関係

いつもおせわになっているDavid Fish氏のCCCリストより。

横軸を連続増配期間、縦軸を過去10年配当成長として、連続増配企業をプロット。


もともとリストは生存者バイアスがかかっていますので傾向を探すことにあまり意味はないかもしれませんが、と断ったうえで、
・連続増配期間が20年を過ぎるとほとんどの企業は配当成長がよくても20%以下になる。
・連続増配期間が20年を過ぎても0に近い1桁増配から20%程度の2桁増配と広いゾーンに散らばっている。
・長期連続増配と高配当成長は両立される。(高配当成長を1桁後半以上とした場合)

プロットする前は何十年も連続増配を続けていくともっと配当成長は低くなる傾向にあるかと思っていました。
この確認はこれから何十年も配当成長投資を続けていくにあたりとてもありがたい結果であったと言えます。

このグラフをセクターごとに別の色でプロットできたりするとまた違った傾向も見えるかもしれませんね。
グーグルスプレッドシートはなかなか思い通りにいかないことがあって面倒ですが。

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2015/12/28

売られすぎかもな企業

をちりすとからいくつか
アルファベット順、エネルギー関連除く

Cummins (CMI)

カミンズは事業のサイクルが分散されています。
これからインド、欧州あたりが貢献。
ただ売上の6割を占める北米、その中でも特に比率が高いNA HD Truckがそろそろピークアウト。
まだしばらくは厳しい事業環境が続くでしょうか。

Franklin Resources (BEN)
yeild2%弱とはいえDGRは素晴らしい。

Gap (GPS)
以前何かで読んだのですが同業他社のファストファッションと比べると最新の流行に対する商品をリリースするまでの期間が長いらしいです。
他社が数週間のサイクルに対してGapは数ヶ月とか。

QUALCOMM (QCOM)
たしかアジア地域の事業がよくなかったとか、ライセンスの問題とかがあったかと。

Viacom (VIAB)
Viacomは議決権のあるVIAと議決権のないVIABというティッカーで上場しています。
議決権の8割をレッドストーン氏が保有していますが、現在氏の健康やその他めんどくさそうな問題が続いているようです。
また一部既存メディアはNetflixのような企業の出現でこのさき同じビジネスモデルで収益を上げ続けられるのか疑問を持たれているようですね。


毎度のことですが内容はうろおぼえなところや間違っているところがあるかもしれませんので興味を持たれたかたはおのおの事実確認をお願いします。
どこも厳しそうかもしれませんが前回のリセッションしかり長期的には悲観の中で買い向かうほうが報われると思います。底で買えるにこしたことはないですが一番いいタイミングをとらえるのは不可能です。

Disclosure:ないよ

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2015/12/25

配当成長ポートフォリオの配当金(2015年12月)





月間増加率25.1%(前年同期比)
うち配当成長による増加3.8%
うち追加投資による増加21.3%

YTD増加率81.1%(前年同期比)
うち配当成長による増加5.3%
うち追加投資による増加75.8%

年間配当成長が5.3%はまずまずといったところ。
来年も同程度の配当成長なら全体の増加率は10%くらいになりそう。

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2015/12/24

General MillsがCarolinaを買収

Carolinaはブラジルの会社。
VeryGurt,Gluckというブランドでヨーグルトを販売しています。
同国への投資は2012年のYoki買収に続くものですが、Carolinaはfamily-owned, 390 employeesということでそれほど大きな会社ではないようです。
General Millsはブラジルを戦略上重要な市場と位置づけており、FY2016上半期の南米での売上は為替一定ベースで+9%となっています。

Disclosure:Long GIS

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2015/12/19

AT&T(T) 増配2.1%

AT&T(T) はこれで32年連続増配。

intermission - じぇしーおいたん
男3人による女の子3人の子育て奮闘記が、女3人による男の子3人の子育て奮闘記になって復活するようですね。
配信はFANGのNetflixから。
見てみたいけど前作が吹き替えでなれてしまっているので英語字幕だと微妙かも。
ちなみにDJはDonna Joの略だそうです。

Disclosure:Long T

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2015/12/17

ヨーグルトの売上が増えている

Yogurt check: Strong growth for Chobani, Dannon, and Yoplait

ニールセンの調査によるとヨーグルトの売上が増えているようです。

最近のトレンドは
4-week growth: +9.2% Y/Y.
13-week growth: +7.4% Y/Y.
26-week growth: +6.1% Y/Y.

健康志向で消費が増えているのでしょうか。よくあるただのブームなだけかもしれませんが。
なかでもChobaniというブランドのシェアが拡大しているとのこと。
われらがゼネラルミルズのYoplaitはヨーグルト世界シェア2位。
米国ではYoplait、Chobani、Dannon がそれぞれ3割ずつシェアを分け合っているようです。
Chobaniに負けないようがんばっていただきたい。

Disclosure:Long GIS

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2015/12/16

来年からの外貨建てMMF

たしか税制変更とかで外貨建てMMFの売却益が課税対象になるらしい。
これまでは買い付けたドルや配当金として受け取ったドルは次に米国企業へ投資するまではとりあえず外貨建てMMFでよかったんですが。

来年からはMMFを売却してドルにした時点で円換算で利益が出ていれば課税対象になる、と。
私の場合、そのドルで米国企業を買うので正味のところ利益もなにも発生していないんですけど。

ちょっと仮レートをおいて計算、
3万ドルで外貨建てMMF
買付時 $1=100円
売却時 $1=120円
円換算で60万円の利益が出たことになって2割の税金は12万円か。
レートが逆なら損失が出たことになって控除に使えるけどそもそも配当成長企業の利益確定とかしないだろうからあんまり意味がない気がする。
どっちにしろ将来のレートはわからない。

保有していたMMFは売却済みだけど、今後はドルをそのまま待機させておくしかないのかも。
既にフルインベストなひとはいいとして、ドルを保有しているひとはこれからどうするのかなあ。
年利0.1%程度のMMFでうだうだ言うなといわれればまあそのとおりです。

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2015/12/15

SBI証券の外国株式特定口座対応の続報

気になっていた点を。

1.外貨決済の場合は円貨口座から税金が徴収される。徴収まで一時的に外貨が拘束され、円貨不足の場合は強制円転の後徴収される。

2.コーポレートアクション対応

株式分割・合併は非整数倍も含めて対応される。
スピンオフなどは対応されず一般口座へ。

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2015/12/14

そろそろ鉄道へも

Norfolk Southern(NSC) の買収をめぐって例の爺さんとこも参戦するかもだとか。
あの爺さんBNSFだけで満足しておけばいいものを。

BNSFのExecutive Chairmanは
doesn’t favor more North American rail mergers
と言いつつも
If there is consolidation to be had, we would participate as well.
とのこと。

「合併はもういらんと思うけど、よそがやるんやったら負けてられへんからうちとこも参戦しまっせ」ということか。

買収合意しても当局が承認するのか微妙な気はしますがNSCは最悪非上場化ですね。今回はThe BNSF-NSC companyというかたちでの再上場はさすがにないですよね。たぶん。

年初来の主要な鉄道会社はこんな感じ。

現時点ではかやの外?にあるUnion Pacific(UNP) でYield2.85%
狙うならこのへんでしょうか。


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2015/12/12

CH Robinson Worldwide (CHRW) を確認する

CHRWの設立は1905年。一時期従業員持ち株会社になったのを経て1997年にpublic化されました。
同社は米国の3PLで世界中にネットワークを持っていますが北米でのトラック運送が主な事業です。
トラックをいっぱいにして走らせたい運送会社と荷物を安く速く送りたい荷主を仲介する事業をしています。


これはLTL(Less Than Truckload transportation:アメリカでよく見かけるばかでかいトラックよりも小さめのやつのことですかね)セグメントのイメージですが、顧客からの複数のオーダーをいったんとりまとめてから効率のよいかたちでばらして各運送業者に配達を依頼しているようです。
取り扱う運送手段はトラック、LTL、海運、空輸、インターモーダルと様々なのでおのおの最適な仲介方法を採っているのだと思います。


Revenue and Income:

営業利益率は前回の好景気のときは8%弱でしたが実力は5%を上回る程度といったところでしょうか。
大きなリセッションにもかかわらず2009年売上はわずかの減少で、利益はほぼ一貫して成長しています。
ただこのところの成長率は芳しくないようです。
今後の大きな成長は期待できないかもしれません。


EPS and DPS:

右肩上がりですが、EPSの成長減に沿うかたちでDPSの成長も減っています。


Cash flow:

どの年もcapexはOpCFの1割前後。FCFは十分以上です。
横軸がきれいに年単位で区切られていないのはグラフの設定をするのが面倒だからです。いつものことですがご了承ください。


Services:

トラック輸送が大小あわせて売上の75%以上を占めています。


Geographics:

売上の9割は米国です。


Customers:

顧客の業種はそこそこ分散されています。
また顧客の上位500社が売上の5割を占めていて、トップでも売上の2%以下です。こちらも分散されています。


Payout:

徐々に増え続けていて現在は5割弱です。


Dividend:

現在連続増配17年。
1997年のpublic化以降増配を続けています。
直近で上に線が伸びているのは今月の増配13%によるものです。
Yield 2.77%、私個人としては3%ほしいですが・・・


Capital Management:

NetIncomeのうちおそよ9割を株主還元にまわす方針です。
還元はdividendとshare buybackがだいたい半々です。


Long-Term Growth Target:
1997年以降Revenue, OpIncome, EPSの成長率目標を年15%としていましたが、2013年10%に改定しました。
下記は2015Q3の数字ですが5%~10%+になっています。よくても10%という感じ。
欧州が15%+というのはちょっと多めに見積もりすぎな気もします。
現在売上の9割が一番成長が低い米国(北米)なので、他での事業比率を増やしていってほしいですね。



Peers:
United Parcel Service(UPS)
FedEx(FDX)
Expeditors International of Washington(EXPD)
このあたりを同業として数値確認してみました。
次は同業比較を記事にできればと思います。書くとは言っていない。

ところでFedExといえばトム・ハンクスのCast Awayという映画が面白いのでおすすめです。
ウィルスーン!


Disclosure:現時点でなし

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2015/12/09

Kinder Morgan(KMI) 減配75%

KMIへの投資で来年の受取配当を4%強積み増そうと目論んでいましたが残念ながら1%強となりそうです。
SEなど他の事業者の配当動向にも影響を与えるでしょうか。

今年最後の投資を来週あたりにする予定ですがここにエネルギー関連を含むつもりはないので、引き続き来年にかけてKMI,SEへの投資を検討していきたいと思います。

Disclosure:Long KMI

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2015/12/01

配当成長ポートフォリオの配当金(2015年11月)





月間増加率49.8%(前年同期比)
うち配当成長による増加3.6%
うち追加投資による増加46.2%

YTD増加率92.7%(前年同期比)
うち配当成長による増加5.5%
うち追加投資による増加87.1%

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2015年11月の取引

買い:
XOM $2000くらい

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